生存本能の一種であるモテ願望
若い頃には気づかなかったのですが、今になって客観的に見てみると、やはり人間も生存本能に従って行動しているのだなぁと思ったりします。
生き物ですから当たり前といえば当たり前なのですが、当事者として真っ最中にいるとあまりピンとこない。
たしかに昔は、情熱なのか不安なのかよくわからない妙な感覚につき動かされていたような気が・・・
これ、何のお話しかというと「モテ」について、です。
人によってはモテるということが当面の重要課題ということもありえるかもしれませんね。お年頃であれば男女共に気になるところです。
どんな動物でも魅力ある異性を獲得するのは重要イベントのひとつですから人間ももちろん同じ。
ただしヒトの場合、生物としての美しさやホルモン的なものだけでなく、知恵を絞ってアレやコレやと努力をするわけです。
「モテたい」ということは生き残りをかけた真剣勝負のようなものですから、熾烈になるのも当然かもしれません。
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見たこともないほどの「魔性の女」
最近、知人からある女性についての相談を受けました。
知人とその女性は親しい関係で「新しい仕事に挑戦したい」という彼女について心配しているとのこと。
相談といっても雑談の中で出た話だったので、とりあえず女性の生年月日時を聞いて後から確認してみることにしました。
そして、その女性のホロスコープを見て驚きました。なぜなら、見たこともないような「魔性の女」っぷりで満ちていたからです。
この女性は間違いなくモテる。容姿を拝見しなくても断言できるほどの完璧なるモテ女性。
彼女のような方だと、そこにいるだけで男性が気になってしまうのは間違いありません。
あわてて友人に連絡を取ったところ、やはりその通り。しかし問題は、その女性が「新しい仕事で成功をしていけるか」ということです。
その方が新しく挑戦したいという仕事は、華やかな世界で人気を獲得していかなければいけないようなもの。
彼女は確かに魅力的だけれど、その世界で果たして成功していけるのだろうか?というのが友人の気がかりで。
「絶世の美貌と魅力と引力を持つ女性だから大丈夫!」・・・そう断言したかったのですが、私の答えは少し違っていました。
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「モテる」ことにも種類がある
「モテる人」といっても、じつはいくつかの種類があるのはご存知でしょうか。
実際、モテの中身はけっこう違うものです。
どんなタイプにモテやすいのか、どういう表現によってモテるのか、一時的なモテなのか一生なのか、努力が必要なのか不要なのか、ライト系かディープ系か、モテる深度や範囲などさまざま。
さらには、本人がモテを楽しんでいるかどうかも運気と関係します。
ここではモテの「深さと広さ」について取り上げてみますね。
例えば、あなたがモテたいと願っているとすると、それは下記いずれに該当するでしょうか?
① できるだけ沢山の異性から気軽に声をかけられて広く愛されたい
② 人数はそれほど多くなくて良いから深く愛され強く求められたい
いかがでしょう?
実はですね、①または②のように考えていたとしても、愛され方というのはほぼ運命的に決まっているともいえます。
しかし、それはあくまでも傾向ですし、普通の人はそれほど強く影響が感じられないので気にする必要はありません。
ただ、前述したような「モテること(愛情問題や人気度合)」が運命の核になるような人の場合は違います。
人によっては、そのモテ方が運命全体にまで影響してしまうこともあるのです。
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ホモサピエンスにおけるモテ競争
結論から先に言うと、前述の女性は「新しいお仕事はある程度までなら上手くいくかもしれない」と思われました。
しかし、少数のコアなファンは付くかもしれないけれど、広く愛される人気者になるのは難しいと考えられます。
それは彼女の運命的な傾向ということもありますし、深くマニアックな愛され方をするタイプなので、いつか仕事ではなく恋愛トラブルに巻き込まれてしまう可能性が高いためでもありました。幸せな結婚も難しいかもしれません。
広く愛され人気者になるには、ディープさではなく「軽快な氣」が必要になります。
彼女のような方は特定のタイプを強烈に引き付けますから、広く人気者になることよりも、ニッチな世界で自分の魅力を武器にして生きたほうが成功できるのではないかと思いました。
知人がそのことを御本人に伝えたかどうかはわかりません。
厳しいようですが、美しさや魅力で勝負しなければならない世界に生きる人は、自分の魅力の傾向を知らなければ成功が遠のいてしまうことになるでしょう。
一般社会に生きる私たちも、自分の魅力や長所を知っていたほうが成功に近づけるのは言うまでもありません。
・・・などと「モテ」について書いてきましたが、、
もしかして今、、
「どっちにしても私はモテないから関係ありません」なんて思っている方はいらっしゃいますか? 「範囲関係なくモテないですから」なんて。。
しかしですね、「モテること」と「幸せを掴むこと」は別問題です。
生存競争の中にいると分からなくなることもありますが、運命的には「愛されること」「モテること」に焦りすぎないほうがうまくいくものです。
運命の輪はムリに回されるのを嫌がります。
広くでも、狭くでもなく、一人に愛されることを目指すのが「モテ」の最高の結果につながっていくのだと思います。
ホモサピエンスには、モテ競争に勝つこと以外にも幸せになれる可能性が広がっているのです。
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