成功者たちのパラダイムシフト

元気コラム

欲望の大きさと幸せの大きさの関係 | どっちの葛籠を選びますか?

日本のおとぎ話から考える欲望に対する価値観

タイトルにある「葛籠」という漢字を読めるでしょうか?

じつは私自身、この漢字の綴りを知らなかったので辞書で調べました。

これは「つづら」と読みます。

「つづら」というのは昔使われていた衣類などを入れるための蓋つきカゴのことで、今でいうならば持ち運びができる収納ボックスのようなもの。

この「つづら」は「舌切り雀」という日本のおとぎ話に出てきますから、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

今日は、昔話「舌切り雀」をベースにしつつお話をしていきたいと思います。

以下、舌切り雀のあらましです。(引用元:Wikipedia)

昔あるところに心優しいお爺さんと欲張りなお婆さんの夫婦がいました。ある日、お爺さんは怪我をしていた雀を家に連れ帰って手当てをしました。しかし、雀を愛でるお爺さんの様子がお婆さんには面白くありません。

お爺さんが出掛けた日、お婆さんが障子の張り替え用に作った糊を雀が食べ、怒ったお婆さんは雀の舌をハサミで切ってしまいました。お爺さんは雀を心配して探しに行くと、あの雀が出てきて宿に招き入れ、たいそうなご馳走でもてなしてくれました。

帰り際にお土産として大小2つのつづらが用意され、どちらか選ぶようにといわれました。お爺さんは小さいつづらで十分と伝え、雀の宿をあとにしました。家に戻り中を見てみると金や銀や小判が詰まっていました。(後略)

この後は、欲張りなお婆さんが大きなつづらを貰ってきたものの、その中身は魑魅魍魎やゲジゲジ虫でお婆さんは驚いて気絶する、というような結末になります(諸説あり)。

じつは私はこの物語が子供の頃から気になっていて「正直爺さんが大きなつづらを選んでいたらどうなっていたんだろう?」「大きいのを選ぶのは悪いことなのかな?」などと思っていました。少々ひねた子供ですね。

小さな葛籠を選んだお爺さんの行為について、皆さんはどう思われますか?

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欲望の大きさと幸せの大きさの関係

昔話というのは封建社会の中で作られた物語ですから、現代の感覚で語るのはナンセンスなことでしょう。

しかし、ひとつ分かるのは「正直に、欲を持たず、ひたすらに働く」ことを求められていた平民は、たとえそれが社会的洗脳だったとしても美徳と信じて受け入れてきたということです。

日本昔話というのは日本人の元型なのかもしれません。

では現代においてはどうでしょうか。

いまの日本は貧富の格差が広がっているといわれますが、明確な階級制度はなく、女性でも努力次第で成功していくことができます。

情報は瞬時にして世界を駆け巡りますし、グローバル化する中で価値観がどんどんと変化してきています。

インターネット社会の今ならばつづらの価格をネットで調べて、中身の良し悪しはレビューでチェックする」のかもしれません。

では、変化しつづける中で、私たちは大きな葛籠と小さな葛籠のどちらを選ぶべきでしょうか?

幸せを手にすることが出来るのはどっちなのでしょう?

欲望の大きさと幸せの大きさに関係はあるのでしょうか?

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成功者たちの心の中で密かに起きているパラダイムシフト

現代社会において大きな葛籠と小さな葛籠のどちらを選ぶべきか、それに対する答えは人によって違うのが自然だと思います。

価値観は多様化していますから、どちらが正しいということはありません。

しかし、これまで様々な人に接してきた感想としては、成功していく人は皆、欲望が明確であるというのが実感です。

つまり、何かを手にしたり現実化する願望が強い人ほど成功しているのです。

ここでいう「欲望」というのは「強欲」という意味ではなく、良いものでも悪いものでもないニュートラルな意味で使っています。

成功者たちは『臆することなく自信を持って大きな葛籠を選ぶ人たち』といえるかもしれません。

現代の成功者たちは、
「遠慮がちに小さな葛籠を選ぶのが美徳である」という古い価値観を早々と捨て去り、「大きな葛籠を堂々と欲しがる」という新しい価値観にシフトした人たちなのかもしれないと感じます。

そして、さらなる成功者は「すばらしく大きな葛籠を手に入れることができたら、その中のお宝を皆でシェアしていきたい」という考えの持ち主です。

「欲望=悪」という過去の価値観を手放した人たちは、軽やかに人生を創り上げて楽しんでいるようにも見えます。

尚、成功者というのは必ずしも経済的に豊かな人達のことではありません。

自分の人生を愛することが出来る人こそが本当の成功者なのだと思います。

このような価値観は封建時代の庶民には考えられなかったことでしょう。

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欲望をずっと持ち続けるという能力や才能

さまざまなご相談を受けていくなかで「欲望を持つことに罪悪感を感じる」方が少なくないのでは?と思うことがあります。

「本当は〇〇したいけれど…」
「〇〇が欲しいわけじゃないけれど…」
「〇〇を望んでもどうせ無理だし…」

しかし、「望み」が健康的かつ正当なものであるかぎり欲望を明確に持つことは悪いことではありません。

むしろ、欲望を持ち続けられるというのは能力や才に近いことのようにも感じます。

欲望は生きていくための強力なエネルギーになり得るのです。

ここではあえて「願望」ではなく「欲望」という単語を使ってきました。

「願い」は誰もが持っていますが、「欲」と呼べるほど強いエネルギーとして保持している人は多くないからです。

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では、ここでひとつ質問させてくださいね。

あなたが今、
心の奥底で、
強く望んでいるものは何ですか?

「本当は〇〇をしたい」
「〇〇のように生きたい」
「〇〇が欲しい」

この〇〇が何なのか、恐れることなく心の中で明確にすることが出来たなら、確実に幸福に近づけることになります。

「自分の望みを明確にする」ことは、最も基本的な開運方法なのです。

逆に言えば、自分の望みを明確にしていなければ、それを手に入れることはできません。

大きな葛籠を選ぶのも、小さな葛籠を選ぶのも、すべては私たちの選択なのです。

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目 次

 

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