信仰のために若くして芸能界を引退
最近、若い女性タレント(富美加さん)が信仰のために芸能界を引退するという出来事がありました。
まだお仕事が残っている段階での引退ということもあり、いろいろな問題も出てきてスムーズに引退というわけにはいかないようです。
一般的な感覚では「せっかく芸能界で成功しつつあったのに辞めるなんてもったいない」というのが普通かもしれません。
また「お仕事(契約)を残してまで引退をするというのはどうなのか」という社会人として至極真っ当なご意見もあるでしょう。
可愛らしく人気もあり確かに勿体ない気もしますが・・・、あるタイプの人にとっては人気者になったり高収入を得ることよりも、精神的なものを重視した生き方のほうが大切だったりします。彼女の場合もそうだったのでしょう。
宗教家となり苦難の道を乗り越える、という幸せの形を選んだのかもしれません。
現在は、世俗(芸能事務所)vs 超俗(宗教団体)のような構図になっているようですが、ここで簡単に彼女(清水富美加さん)のホロスコープを見てみましょう。
以下、少し占星術的な話が含まれますので、占いをやっていない方は専門用語をスルーしてお読みくださいね。
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自分の運命に沿って生きている?
この方の出生図を見ると、たしかに今回の様なことが起こっても不思議ではない状態になっています。
まずは「太陽/水星」と「土星」のスクエア。
これはなかなか扱うのが難しいアスペクトですから、まだ若い彼女には上手く使いこなすことができなかった可能性があります。
自己らしさを抑えたまま周囲からの期待に沿って我慢するしかなかったというのが見てとれます。
目上の人から言われたことは守るべき、というような真面目さもうかがえますね。
「現在の自分の在り方」と「本当になりたい理想の姿」の間に大きな葛藤が生じますから、若いころには特に苦しさを感じやすくなります。
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目立つのは「木星と冥王星」の合。
このアスペクトを持っている人は少なくないのですが、特徴となっているのは月も合になっているところ(出生時間は不明ですがオーブを緩くとっても合となります)。
「木星・冥王星・月」の合となると、社会的/宗教的なことに強い関心を抱きやすく、さらにそれらによって心が癒されることが考えられます。
さらにサインは蠍座ですから、信仰に没頭することによって心の安らぎを見い出しやすくなっています。
性格的には、芯が強く優しい方で普段はなるべく人を傷つけたくないと考えていたのではないでしょうか。
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太陽と水星のサインは射手座ですから、人生の真理を追求したい気持ちが非常に強い。
また太陽/水星に影響を与えている土星は魚座のため、心のよりどころは世俗ではなくどこか遠いところにあると感じやすくなります。
さらに自己評価が低かったり、物質的なことよりも精神的なことを重視する傾向もあります。
上記だけであれば、信仰を持ったまま芸能界で活動を続けられたかもしれませんが、獅子座の火星がいくつもの感受点を強く刺激していきますから、その気持ちを抑えるのは難しくなるでしょう。
普段は我慢していてもストレスが高まると突然主張し出す可能性があり、それは熟慮しての結果というよりも衝動的な発言になることもありえます。
彼女のような生き方は気楽さを望む人からすると厳しい運命に見えるかもしれませんが、占星術的な観点からすると自分の運命に忠実に沿って生きているともいえます。
それがハッピーなものかどうかはさておき、彼女の運命には強い引力が働きやすいのは確かなようです。
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大切なものはどこに・・・
ここからは個人的なつぶやきとなります。今回の騒動でふと考えさせられたことを書いてみます。
それは「祈りってなんだろう?」ということです。
「祈り」と書くとかなり宗教っぽい響きがありますが、ここでの意味は少し異なります。
もしも、
『至高の祈り』というものがあるとすれば、それは『感謝をすること』なのではないだろうか、ということです。
これは信仰を持っているかどうかに関係なく、心の在り方ともいえます。
今ここに在ること、
今持っているもの、
今ある人間関係、
今経験していること、
全てのことに感謝すること、
こそが祈りに通じるのではないかと。
つらい経験があったとしても、それは何かを私たちに教えてくれようとしているわけですから、苦しい体験ですら感謝(祈り)の対象になりえます。
感謝というのは非常に波動が高いので、祈りの言葉を知らなくても、感謝の気持ちを言葉にするだけ(思うだけ)でそれは祈りだといえるでしょう。対象は心の中にあるものでよいのだと思います。
だとするなら、
「感謝」の無い「祈り」というのは存在するのでしょうか?
感謝のない祈りというのは想像ができません。
今回の騒動で「感謝」はどこに隠れているのでしょうね?
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