気が合えば新鮮、合わなければウザイだけ
世の中には、自分が絶対に正しいと信じていたり、他人の意見を批判したりする人がいるわけですが、占星術をやっていると「イロイロ違ってあたりまえなんだよなぁ…」とつい思ってしまいます。
価値観も、基本感覚も、考え方も違う人たちが混ざり合って生きているし、対立する価値観を持つ人は必ず存在するので「絶対的価値観」というのはありえないわけです。
「陰陽」と同じで、陰だけ、陽だけというのは存在しえないんですね。
そんな中、一般的には相性が良い(価値観が合う)人と友達になることが多いと思いますが、意外にも自分と全く異なる感覚を持っている人と、良いお友達になることがあったりします。
まあ、大親友という感じではないし、楽しくてしょうがない!という相手ではないけれど、尊重しあうことで良い関係を続けることができる相手です。
そんな関係を保つにはベタベタしすぎないことが一番で、そういうのが大人の関係というのかもしれません。
今日は「もし気が合えば違う視点から仲良くできるけれど、気が合わなければウザイとしか感じない関係」を星座ごとにまとめてみました。
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12星座別 | 気づきを与えてくれる相手
■ 牡羊座
深く考え続けるよりまず行動しようとする牡羊座は、人に嫌われないかビクビクしすぎている人や、状況を嘆いてばかりの人、全て完璧でないと気がすまない生真面目すぎるタイプとは感覚が合いません。牡羊座はいつだって直感的かつ瞬間的に行動したいのです。牡羊座と異質な感覚を持つのは蟹座と山羊座ですが、この2星座の友人は、ストレートに突進しがちな牡羊座に相手を思いやるやさしさや、計画的に物事を成し遂げることの大切さを思い出させてくれるかもしれません。
■ 牡牛座
何事も自分自身で納得して着実に進もうとする牡牛座は、自己中心的な意見を押しつけてくる人や、理屈っぽく机上の空論ばかり繰り返す人とは感覚が合いません。牡牛座は本当に価値ある物事を手に入れることを望んでいるのです。牡牛座と異質な感覚を持つのは獅子座と水瓶座ですが、この2星座の友人は、ひとつの物事に固執しがちな牡牛座に、真に自分らしく輝いて生きる素晴らしさや、柔軟な新しい視点を持つことの大切さを思い出させてくれるかもしれません。
■ 双子座
好奇心旺盛で軽やかに動くことを好む双子座は、あまりに現実的で真面目すぎる人や、ユーモアのセンスのカケラもない人、空想に生きているようなフワフワしたタイプとは感覚が合いません。双子座は、知的かつ有意義な情報を追いかけて楽しむのが好きなのです。双子座と異質な感覚を持つのは乙女座と魚座ですが、この2星座の友人は、持ち前の知性を社会でうまく活用する方法や、目に見えない世界にも多くの学びがあることを思い出させてくれるかもしれません。
■ 蟹座
相手を思いやり互いの感情を大切にしようとする蟹座は、人の感気持ちも考えずに突っ走っていく人や、感情的なつながりも持たず表面的な付き合いだけをするタイプとは感覚が合いません。蟹座は人としての温かい心の交流を大切にしたいのです。蟹座と異質な感覚を持つのは牡羊座と天秤座ですが、この2星座の友人は、直感を信じて瞬間的に動くことの重要性や、多くの人と公平に付き合うことの大切さを思い出させてくれるかもしれません。
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■ 獅子座
自尊心が高く自分らしい個性を大切にしようとする獅子座は、自己価値を忘れてモノにばかりこだわる人や、自分を見失うほどに人間関係に執着するタイプとは感覚が合いません。獅子座は自分本来の魅力を出して生き生きと輝きたいのです。獅子座と異質な感覚を持つのは牡牛座と蠍座ですが、この2星座の友人は、日々の何気ない生活の中に楽しみごとや喜びを見つける大切さや、だれかを自分以上に深く愛する素晴らしさに気づかせてくれるかもしれません。
■ 乙女座
能力を生かし社会のなかで役に立つ存在でありたいと願う乙女座は、好奇心を満たすためだけに意味もなく動き回る人や、現実では役に立ちそうもない高尚な話ばかりするタイプとは感覚が合いません。乙女座は具体的な形で自分の能力を生かしたいのです。乙女座と異質な感覚を持つのは双子座と射手座ですが、この2星座の友人は、人生はもっと気楽でユーモアが必要なことや、生きることの深い意味に気づかせてくれるかもしれません。
■ 天秤座
多様な人たちとの社交をマイルドに楽しみたい考える天秤座は、特定のグループを作ってその中だけで人間関係を作ったり、社会的な優劣や上下関係にこだわった考え方をするタイプとは感覚が合いません。天秤座はだれとでも公平な関係を保っていたいのです。乙女座と異質な感覚を持つのは蟹座と山羊座ですが、この2星座の友人は、相手の気持ちにしっかり寄り添うことで生まれる喜びや、堅実に人生を構築していくことの重要さに気づかせてくれるかもしれません。
■ 蠍座
特定の対象(人や物事)と深く関わることで精神的な喜びを感じる蠍座は、自己中心的で主張が強すぎる人や、単にだれとでも仲良くしようとする人、心の交流を避けようとするタイプとは感覚が合いません。蠍座は愛する対象に深く入り込んでいきたいのです。蠍座と異質な感覚を持つのは獅子座と水瓶座ですが、この2星座の友人は、まずは自身を愛して自分らしく生きることの大切さや、愛は深めるだけでなく世界へ広げられることに気づかせてくれるかもしれません。
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■ 射手座
自分を高めてくれる叡智を心のどこかで求めている射手座は、実務的または実用的な知識にしか興味がない人や、行動せずに漠然としたイメージばかりを語るタイプとは感覚が合いません。射手座は生きることの本当の意味を自力で見つけたいのです。射手座と異質な感覚を持つのは乙女座と魚座ですが、この2星座の友人は、幸せの青い鳥を追いかけるのではなく現実で能力を生かすことの大切さや、想像力こそが現実を創り上げているのだという真実に気づかせてくれるかも知れません。
■ 山羊座
社会の中でしっかりとした基盤を築きたいと考える山羊座は、何の目的もなく無計画な人や、衝動的な行動をする人、何かを成し遂げようとすることもなく遊んでばかりのタイプとは感覚が合いません。山羊座は努力を重ねた結果に確固たる成功を望んでいるのです。山羊座と異質な感覚を持つのは牡羊座と天秤座ですが、この2星座の友人は、常識に縛られず直感を信じて行動することの大切さや、人生をもっと気楽に楽しむことの意味を教えてくれるかもしれません。
■ 水瓶座
自分の信念や信頼できる仲間を大切にしようとする水瓶座は、友情よりもモノやお金などを優先する人や、なにかに執着して狭い視野で満足しきっているタイプとは感覚が合いません。水瓶座は友情や普遍的価値を見つけるために常に自由でいたいのです。水瓶座と異質な感覚を持つのは牡牛座と蠍座ですが、この2星座の友人は、穏やかな日常をシンプルに楽しむ大切さや、たった一人の人間を心から愛する喜びがあることに気づかせてくれるかもしれません。
■ 魚座
豊かな情感を持ち無限の愛を信じようとする魚座は、人の気持ちを考えずに好奇心ばかり満たそうとする人や、心をないがしろにして高い知識だけを求めようとするタイプとは感覚が合いません。魚座はイマジネーションや愛の力やを信じたいのです。魚座と異質な感覚を持つのは双子座と射手座ですが、この2星座の友人は、小さな好奇心を持つことで身近な喜びを見つけられるということや、知性を拡大させることで宇宙とつながることができることを思い出させてくれるかもしれません。
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大人の関係は少しビターなほうがいい
ここに挙げたような関係は、価値観が違う相手を排除するのではなく、自分とは異質な人たちがいることを楽しんだり受け入れることで築くことができます。
「なんか、この人とは感覚が違うけど、けっこう良い人かも…?」そう感じたなら、思い切って声をかけてみることで新しい関係が始まるかもしれません。
大人になってから友人関係に悩む人は意外に多いものですが、もしかしたら若かりし頃のような「楽しいだけの関係」を求めていることが原因ということもありえます。
昔は食べられなかったほろ苦い食材を楽しめるようになった大人なら、甘いだけでなく少しビターな友人関係も楽しめるかもしれません。