クリスマスに一人で「クリぼっち」とは‥
最近では、クリスマスを一人で過ごすことを『クリぼっち』と言うのでしょうか?
クリぼっちというと、かわいらしいような、そうでないような絶妙な響きがありますね。
歳を重ねると、クリスマスに一人だろうが複数だろうが特に感じなくなりますが、若い皆さんは気になるところかもしれません。
なにやら「一人でもクリスマスを満喫しよう!」という風潮もあるようですが、ムリせず普通でいいんじゃないでしょうかね。
今年は一人でも来年は全く違う状況かもしれませんし、今年は楽しく過ごしていても先々はどうなるかわかりません。
「さまざまな生き方や事情があるものだなぁ・・・」と知るにつれ、若かりし頃、クリスマスの過ごし方と自分の価値を重ねてしまっていた自分に対して「人生は、いつどう転んでいくのか本当にわからないものだよ」と伝えたい気持ちがします。
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クリスマスは毎年一人という運命?
以前、クリスマスも近い時期に恋愛についてご相談を受けたことがありました。
その方はとても魅力的な女性で、あきらかにモテるタイプ。
恋人もいらっしゃるとのことでしたが、なんとなくハッピーそうではありません。
お話を伺うと「付き合っている人がいても、クリスマスはいつも一人なんです」とのこと。
急に仕事が入ったり、体調を崩したり、単に予定が狂ったりして毎年のようにクリスマスは一人になってしまうそうです。
昔は、クリスマス直前に彼と別れてしまったこともあったそうです。
あまりにもクリスマス運(?)が悪いため、クリスマスをハッピーに過ごすことはあまり期待していないとのことでした。
そのこと自体がお悩みではなかったのですが、気になったのでホロスコープを観てみました。
すると、おぼろげながら原因が見えてきました。
通常、惑星というのは毎年位置を変えて動いていきますが、太陽だけは毎年同じ場所に戻ってきます。
この方の場合、ちょうど12月25日に巡ってくるT太陽が、金星も含むいくつかのN感受点とタイトなハードアスペクトになっていたのです。
そのため、毎年クリスマスはハッピーな気持ちになりにくく、楽しみごとが損なわれやすいのだと考えられました。
太陽はすぐに通り過ぎていきますから、普通であればそれほど気にする必要はないのですが、それがクリスマスであるため意識されやすかったのかもしれません。
毎年繰り返されるとしたら、ちょっと寂しいですものね。
その頃は太陽以外にもハードアスペクトをとっていた時だったので、将来的には(普通に)クリスマスを過ごせるようになりそうでした。
運気的にそういう時期だということをお伝えしたところ「クリスマス以外は元気だし、わかってスッキリしました」とのこと。
この方の場合、運気が落ち込む時期がクリスマスだったのでわかりやすかったのですが、毎年繰り返される運気のバイオリズムというのは人によってあるものです。
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クリスマスはイエスキリストの誕生日ではない
一般的に、クリスマスはイエスキリストの誕生日だと思われていますが、実はそうではなく降誕(誕生)を祝う日というのが正解です。
つまり「誕生日がいつかはさておき、お生まれになったことを祝いましょう!」という日なのです。
イエスキリストの誕生日については、1月2日、3月25日、3月28日、4月18日、4月19日、5月20日、9月15日、10月1日、10月2日、11月17日、11月20日など諸説ありますが、どれが正しいかはわかっていません。
当時は現在とは暦も違いますから、正確に知ることは難しいですね。
イエスキリストの誕生日がいつかわからないにもかかわらず12月25日が降誕祭になったのは星の動きと関係があります。
12月25日というのは、古代ローマ時代の冬至の日でした。
冬至というのは、一年の中で最も昼の時間が短くなる日で、この日を境にして昼間が長くなっていきます。
太陽の力が最も弱まる日ですが、その先はどんどんと太陽の勢いが強くなっていくという陰陽が切り替わるとき。
当時は、太陽が神のように崇められていましたから、弱っていた神が元気を取り戻すということは、神の再誕生のような意味があったのでしょう。
そのため、冬至やクリスマスの頃は、長く陰の氣が強かった時から陽の氣が増していくというおめでたい時期なのです。
そういう意味でクリスマスというのは、それを境に世界はどんどんと明るくなり幸運に向かっていくという頃でもありますから、クリぼっちなんて言って落ち込んでいられません。
陰の氣が悪いものではないように、一人でいることも悪いことではありません。
陰が極まれば陽と転じるのが宇宙の法則。
その逆もまた然り。
人生というのは、いくらでも好転させていくことができるのです。
すぐに過ぎ去るクリスマスを気にするよりも、来年1年を丸ごとハッピーなものにしていくために、笑顔で陽の氣を取り入れていきたいものです。
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