星占いにおける太陽の意味とは
前の記事「当たる星占いが少ないその理由とは」でお話ししたように、一般的な星占いでいう「〇〇座」というのは、生まれた月日の太陽の位置を表しています。
太陽というのは、毎年ほぼ同じ場所に巡ってくるので位置を割り出しやすいこと、人間にとって最も重要な意味を持つことから、簡易星占いでは「太陽」を使うことが主流なのです。
では、星占いにおいて「太陽」というのは何を意味するのかご存知ですか?
「え?何か意味があるの?」
もちろん!とても重要な意味を持っています。
一見どうでもいいことのようですが、ここを押さえておくことによって、占いの解釈が深まったり、活用しやすくなるかもしれません。
星占いにおける「太陽」というのは、ズバリ『あなた自身』を表しています。
さすがにこれは、わかりますね。
ポイントは、恋愛でもない、お金でもない、パートナーでもない、唯一無二の『あなた自身』であるということです。
さらに太陽が表すのは、あなたの「アイデンティティ」、「個性」、そして「本質」。
さらに言えば、
「自分らしく生きるとき自主的に発揮する性質」
「人生の方向性や最終目的」
「基本的エネルギーの性質」
などを表しています。
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本当の自分らしさと、他人からみた性格とのギャップ
一般的な星占いでは、その人の性格を見たりしますが、じつは、その性格というのは「(まだ見えない)本来の性質」であって、実際に見せている性格とは違うことがよくあります。
自分で思っているのとは違う性質を、他人に指摘されたことはありませんか?
理由はいくつか考えられますが主には、
①本来の自分らしさ(太陽性質)を十分に出していない
②本来の自分らしさ(太陽性質)を勘違いしている、または誤魔化している
③太陽性質ではなく、月性質だけを使っている
ということが考えられます。
多くの場合、太陽の性質はまだ若いうちは発揮しきれないことが多く、その人の内側に秘められたまま。
そのため、「自分で思う自分」と「他の人が見た自分」の間にズレを感じて、「だれも私をわかってくれない…」とギャップを感じてしまったりするのです。
太陽の性質、つまり個性というのは、自ら表現しなければなかなか他者には伝わりません。
空に浮かぶ太陽と同じく、自分のエネルギーを燃焼させて、外側へと表現し続けなければならないのです。
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自分の「太陽」を受け入れずにいるとどうなるのか
年齢を重ねると、その辺のギャップは自然と埋まっていきますが、若いうちに本当の自分を理解してもらうためには、意識的に自己表現するか、しっかりアイデンティティを確立するしかありません。
簡単なようで、コレ、結構むずかしいことですよね。
そのため、年齢を重ねても自分の「太陽」を見つけることができずにいると、生き方や人生そのものに彷徨うことになり、充実感や満足感を感じにくくなってしまいます。
ある意味では、努力して「自分らしさを見つける」作業というのは、若い時以上に、大人になってから影響が大きく出てくるともいえます。
きっと、死ぬまで本当の自分なんて見つからないでしょう。
占いを何万回やろうとも、みつかりません。
ですが、自分らしく生きることをあきらめなければ、いつか人生は豊かなものになるような気がします。
占星術によって自分の「太陽」を知ることは、自分らしさへの近道になりますが、大切なのはそれを知った後の努力なのかもしれません。
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ちなみに、普段、家でリラックスしている時や、一人でのんびりしているときの性質は、太陽ではなく「月」の性質が反映されます。
「月」性格については、また後日書いていきますね。
※なお、女性の場合、「太陽」というのは結婚相手のタイプ、結婚後の生活なども暗示していますが、詳細な恋愛運までは太陽星座だけで判断することはできません。