住居よりも影響が大きい風水の要因
健やかに豊かな人生を歩みたいと願うとき、風水は非常に重要な影響を及ぼしています。
風水というのは『人と自然が調和して、その恩恵を受けるための環境学』のこと。
風水では、目に見えない「氣」を調整することでそこにいる人のエネルギーを高め開運につなげていきます。
風水というと、家やインテリアをどうやって整えるかということがメインだと思われがちですが、実際は地理的な環境が大きく影響しています。
河川の流れ、道路の通り方、高低差、地盤、湿度、湖沼、森林、風の流れ、、など様々なことが意味を持ちます。
しかし、狭い日本ですから理想の地理条件を選ぶのはなかなか難しい。
そのため、地理的なことよりも、やむをえず土地や住居やインテリアなどで調整することが多くなります。
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日本人は風水の大切さを肌感覚で知っている
諸外国の文化と比べて、日本人はとても清潔好きだといわれます。
たしかに、家は土足厳禁ですし、ほぼ毎日お風呂やシャワーに入ります。
街に落ちているゴミは少なく、何よりもトイレがとても清潔!
日本人は、特別な知識がなくても風水の大切さを肌感覚で知っているような気がします。
そもそも家の中と周辺の環境を整えるときに一番大切なことは掃除をしっかりして清潔に保つことです。
どんなに風水を整えてもホコリだらけならば全く意味がありません。
では、なぜ掃除が必要なのでしょうか?
なぜ掃除をすることが開運につながるのでしょうか?この答えはお分かりですね。
そう、『良い氣』を保つためです。
掃除をして「スッキリして気持ちいい!」と感じるということは、そこに良い氣が流れているということ。
トイレ掃除をしてピカピカになったり、お風呂に入ってサッパリしたり、家じゅうの空気を入れ替えたり・・・すべては『良い氣』を流すための行為です。
毎日、小さな『良い氣』を積み重ねることで日々の幸せを維持しているわけです。
日本人が長生きなのは日本食の素晴らしさだけでなく、掃除やお風呂などの「清潔さ」も関係しているのではないかと思ったりします。
どんなに疲れた日でも、お風呂上りには生き返ったような気がしませんか?
日本人にとっては当たり前のことかもしれませんが、私たちは良い氣が流れる生活を長年にわたって繰り返しているのです。
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日本のトイレ進化は「悪い氣」を「良い氣」に転換する試み
日本のトイレの進化というのは外国から見ると驚くべきものがあるようです。
私たちにとっては便座が温かかったり洗浄機能がついていたりするのはもはや当たり前のこと。
自動でフタが開いたり、自動で流してくれたり、勝手に流水音が流れることもあります。
外国から見ると、このトイレへのこだわりというのは羨ましい一方で奇妙な執着にも見えるようです。
その理由は、日本以外のほとんどの国においてトイレは「不潔であたりまえの場所」だからです。
日本人にとってトイレは「清潔であるべき場所」ですから概念が180度違います。
これは大きな意識の違いだと思いませんか?
欧米では家のトイレはそこそこ清潔ですが、バスタブと一緒の空間にあることが多く、トイレから発せられる邪氣は無視されています。
一方日本では、不浄の場所から発せられる邪氣を嫌い、多くの家では個室になっています。
日本人がトイレにこだわる理由のひとつに、無意識的な(風水)環境への感覚があるのではないかと思います。
トイレをきれいにするということや、そこで快適に過ごせるようにすることは、生活の中の「悪い氣」を「良い氣」に転換しようとする無意識の試みなのではないでしょうか。
家の中では履物を脱ぎ、床を丁寧に布で拭き、風呂を楽しむ。
昔から日本人が持ち続けてきた「良い氣」を保とうとする意識が、今の日本のトイレ進化につながっているような気がします。
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欲情とは違う明るい「気持ち良さ」を追求
幸福を願うとき、最初にするべきことは良い氣を取り入れて、それをしっかり保つこと。
そのために大切なのは、日々の生活の中で「気持ちいい!」という感覚を大切にすることです。
掃除や風呂など以外にも、定期的にボディケアをしたり、運動をしたり、しまい込んだ不要なモノを捨てるのも良いことです。
古く淀んだ氣を捨て去って、新しく新鮮な氣を取り入れることはとても大切なのです。
また、「うれしい」というのも同じ陽の氣ですから、小さな喜びも同じように効果があります。
部屋に花を飾ったり、ペットをなでたり、美しい空を眺めたり、そんな何気ないことが陽の氣の積み重ねになるでしょう。
逆に、日々の小さな「良い氣」を積み重ねることなく大きな幸福を引き寄せることはできません。
なぜなら、一時的に大きな幸運に恵まれたとしても、遅かれ早かれ日常の「悪い氣」に吸収されてしまうからです。
尚、「気持ち良いことをしよう!」といっても、それはギラギラした欲情を追求することとは違います。
欲情というのは実は陰の氣を含んでおり、幸福という陽の氣とは性質が違うためです。
自分では「気持ちいい!」と思っていてもなぜか運気が下がるならば、その内容がじつは陰の性質を帯びている可能性があります。
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