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成功と才能と情熱。完璧主義と運気の関係

才能と情熱、どっちが重要?

才能も能力もあって間違いなく成功すると思われる人でも、なぜか行動を起こすのを怖がることがあります。

中には、恐怖を克服することができないまま歳を重ねて、何も挑戦せずに生涯を終える人もいます。たとえ99%成功するとわかっていたとしても。。

一方、とりたてて能力は高くないのに精力的に行動して成功していく人もいます。

そういう人は、自分に足りない能力は人脈などで補って、多少うまくいかなくてもめげずにどんどん前に進んで勝利を勝ち取ります。

成功するには、才能よりも情熱のほうが大切なのかな?

最近そんなことを考えさせられることがあるのですが、皆さんはどう思われますか?

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完璧さがもたらすものは?

才能も能力もあるのに動けない人というのは、自己肯定感が低かったり、失敗を恐れていたり、完璧主義ということが多いようです。

そういった場合、占いでも緊張感や不安が見て取れますが、実際は本人の努力によってかなりの程度まで好転させることができます。

しかし、問題なのは事態を好転させようとして「完璧主義」という間違った方向にエネルギーを向けてしまう場合です。

心のバランスを取ろうと完璧主義に陥るわけですが、残念ながら完璧主義というのは成功を阻害してしまう要因となりえます。

せっかくパーフェクトになろうとしているにもかかわらず、完璧主義というのは運気的にもややこしさを増すばかりで良いことではありません。

なぜでしょうか?

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完璧主義であることが運気的に良くない理由はいくつかありますが、主なものとして「完璧主義が宇宙の流れに逆らった考え方」だということが挙げられます。

「宇宙の流れに逆らっている」なんてちょっと大袈裟なようですが、コレけっこう重要ポイントです。

私たち誰もが「理想」を持ち、それに近づきたいと願っているはずですが、じつは宇宙も、地球も、生命体も、すべてが「何かになろうとしている存在」として成長しつづけています。

これはつまり、完璧になることが目的ではなく、成長し拡大し続けることが宇宙の本質だということを意味しています。

そのため、失敗というのは一つの学びであり経験ですから失敗も含めて成長を促してくれるものを受け入れることは宇宙の法則に沿っているといえます。

一方、完璧を求め(過ぎ)る行為は、厳しい制限を自ら設けて幻想を固定化させようとする不自然な動きなのです。

完璧主義という制限は、外側に向かう発展的なエネルギーではなく内側に萎縮させる類のもの。

それは単に内側にエネルギーを籠らせているだけなので、どんなに完璧に見えたとしても、そのままでは成功という外向きのエネルギーに変わることはありません。

完璧を目指すことでどうにか運気をキープすることができたとしても、それはピンと張った糸のようでいつプツンと切れてしてしまうかわかりません。そうなると本当の幸福を掴むのは難しくなってしまうでしょう。

完璧主義の背後には不安や恐怖が隠れているといわれますが、いずれにしても拡大しようとする宇宙の流れに逆行したものだといえます。

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遅れは否定の最悪の形である

完璧主義にも種類がいろいろありますが、その中でも「失敗を恐れすぎる」というのは人生に深刻な影響を与えてしまう可能性があります。

『遅れは否定の最悪の(致命的な)形である』
 Delay is the deadliest form of denial.

これはイギリスの作家ノースコート・パーキンソンの言葉ですが、恐れにより先延ばしすることの危険性を表しています。

物事を先延ばしする理由には怠惰もありますが、怠惰の背景にも自分と向き合う恐怖が潜んでいるといえるでしょう。

自信欠如 ⇒ 不安 ⇒ 完璧主義 ⇒ 失敗を恐れる ⇒ 先延ばし ⇒ 危機的状況

実は、このパターンでせっかくの人生を棒に振ってしまう人は少なくありません。

再出発するのに遅すぎるということはありませんが、タイミングを逃してしまったばかりに回復不能なダメージとなることはありえます。

残念ながら、占いで失敗の可能性を知ることができたとしても、失敗を恐れる気持ちを克服するのはやはり自分自身です

どんなに良い運を持っていても失敗を恐れて先送りばかりしていると運気は下がってしまいますから、負の連鎖を自ら断ち切ることが重要なのです。

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10回のうち6回失敗という成功

話は変わりますが、以前「気分が凹んだときにはイチローさんのことを考える」という方にお会いしたことがあります。

成功に向けての地道な努力、心の強さ、ひたむきさを思い出すようにしているとのことでした。

私は野球は詳しくないのですが、野球の世界では3割以上の打率をキープするというのはすごいことなのですね。

イチロー選手の場合、日米通算打率は3.24。

ということは10回マウンドに立って6回は確実に失敗しているということですよね。実際は7回近く失敗しているわけです。

イチロー選手ほどストイックな努力を重ねて、入念な準備をしていても成功率は30%ほどしか無いなんて(!?)

・・・にもかかわらず、それは尊敬に値する素晴らしい偉業であって「60%も失敗するなんてひどい!」と言う人は誰もいないでしょう。

すべてを打率と比べることはできませんが、最近私も人生は30%くらいの成功でいいのかなと思ったりします。

そしてヒトも30%くらいの完成度で良いのかなと。。ちょっと完成度低すぎですかね?

自分は完成度30%ほどの人間だと知ったなら、もっと頑張ろうと思うと同時に、たとえ失敗しても「ま、いっか」と思える気がする。

不完全な自分を受け入れてくれている周囲の人に「有難う」の感謝の気持ちが沸いてきて、相手の失敗も水に流せる気がする。

開運をしたり運気アップを望むとき、始めの一歩は特別なことをする必要は無いのではないかな?と思うことがあります。

まずは、宇宙の法則に従って「何かになろうと努力をつづけること」なのかなと。

そして、それを自然なことと感じつつ不完全な状態でも良いから進み続けることが大切なのかもしれません。

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