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当たる星占いが少ないその理由とは

星占いは当たるようにできている?

一般的に「星占い」というと、「私は牡羊座です」とか「○○さんは魚座です」のように、一つの星座の名前を挙げます。

きっとあなたも、自分の「星座」をご存じですね?

生まれた月日から割り出された星座を元にして、恋愛運を見たり、相性を見たり、仕事運を見たり、現在の運気を見たりします。

でも、なんとなく「これってどうなの?」と疑問に思ったことはありませんか?

一つの星座だけで、その人の性格とか運命なんてわかるものかな?と。

もし、そう感じたことがあるならば、あなたの感覚はなかなか鋭いといえます。

なぜならその感覚はまさにそのとおり、一つの星座だけでは、すべての運勢を詳細に見ることはできないのです。

一般的に「星占い」と呼ばれているものは、その人にとっての「太陽の位置」がどこにあるかを意味しています。

じつはこれ、本来の占星学を極度にシンプル化したものなんです。

例えるなら、

「アジア」という単語を説明するのに「地球には、アジアと呼ばれるエリアがある。以上」と片づけてしまっているほどに単純化しているのです。

・アジア人は米をよく食べる
・アジア人の肌は少し黄味がかっている
・アジアの総人口は世界で一番多い
・アジアには東アジア、東南アジア、南アジアなどがある etc…

うーん、確かに間違ってはいないけど、、、『アジア』を説明するには大雑把すぎですよね。

これに似て、「太陽星座占い(一般的な星占い)」は、間違ってはいないけれど、占いの精度としては決して高くないということができます。

参考までに、いわゆる「星占い」と「鑑定時のチャート図」の例が下記です。赤丸は太陽を表しています。

【よくある星占いを図にすると】(例)↓↓

【実際の鑑定時に使うチャート図】(例)

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当たらない占い(?)が世間に広まった理由

ではなぜ、精度が低いはずの「太陽星座占い」がいわゆる「星占い」として世間に広まったのでしょう?

それにはいくつかの理由がありますが、「太陽の位置は、計算しなくてもだれでもわかるから」というのが一番大きいでしょう。

毎年、太陽は、ほぼ同じ場所にやってくるので、誕生日さえさえわかればOK。

惑星の位置を細かく計算しなくても、割り出せるのです。

インターネットが広まるまでのメディアは、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどが中心でしたから、どうしても簡易的な占いしか扱えなかったわけです。

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占いは、作り話あるいは戯言なのか?

「太陽星座」が意味するものは、その人の自我人生の目標や方向性アイデンティティなど。

それにもかかわらず、性格、恋愛、お金、仕事、結婚まで「太陽」だけで占おうというのは、かなりムリがあるというのが正直なところ。。

世の中で流通している星占いが「個人レベル」においては当たらないというのは、当然のことといえば当然のことですね。

では、その大雑把な占いというのは、完全に作り話で、まったく使い物にならないのか?ということになると、どうでしょうか。

じつは、「太陽占い」というのは、その人が本来の運命の流れに乗っている場合には、当たる確率が高くなってくると考えられます。

一般的には、10代、20代の若い人にはそれほど該当せず、もう少し年齢が上になったほうが実感しやすくなります。

本来、占星術というのは非常に個人的なもので、生年月日、出生時間、出生地、これまでの人生の流れなどを元にして詳細鑑定を進めていく、とても複雑なもの。

しかし一方で、ギリギリまでシンプル化されたものというのは、逆に、基本原理に近いが故にシャープな答えが出てくることがありえる のです。

一般的な星占いが当たっていると感じるかどうかは、その人が運命の流れに沿って生きているかどうか、と少なからず関係があるといえるでしょう。

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